■名前 :NATさん
■年齢 :20代
■性別 :女性
■学校1:CIP
■学校2:CELLA Premium
■エリア1:クラーク
■エリア2:セブ
■エリア3:オーストラリア
※現在はオーストラリア在住
フィリピンでの1回目の留学を終え、日本で生活を始めた私ですが、海外での生活が忘れられず、1年半ほど日本で生活をした後、2度目のフィリピン留学を決めました。今回も何か、英語力を示せるもの、そして帰国後の就職に役立つものとしてあるコースを選んだのです。
前回のフィリピン留学後、就職をする際に履歴書にTOEICスコアを記載していたところ、やはり面接の際に反応がありました。英語関係の会社ではなかったのですがそれでも英語力について質問されたので、日本におけるTOEICの認知度、重要性を感じました。しかし、TOEICは日本や韓国ではメジャーな英語試験ですが、その他のアジアの国、欧米では全くと言っていいほどメジャーではありません。今回のフィリピン留学後、オーストリアのワーキングホリデーに行く予定だった私は、オーストラリアでも英語力が認められ、また帰国後の就職に役立つような資格を取得したいと思い、TESOLコースを受けようと決めました。
TESOLとは英語が母国語ではない人向けの英語教授法です。帰国後は英語を教えるような仕事に就けたらと思っていた私はTESOLが学べる学校を調べ始めました。調べてみると意外にもたくさんの学校がTESOLコースを設けていました。選択肢が多いのは良かったのですが、選ぶのが難しくいろんなエージェントのHPを見続けていました。そしてIH SydneyのTESOLを取得できるセブのCELLAという学校を見つけ迷わずこちらの学校を選びました。IHはシドニーにある英語教授法専門学校で、CELLAではこのIHのTESOL資格をフィリピンで取得できる唯一の学校でした。学校を決めた私は早速留学準備をし、セブへと旅立ちました。
前回CIPに着いたときは真夜中でそこから2、3時間ほどかけて学校に向かったためへとへとでしたが、今回は昼間にセブに到着したためここから3時間かかってもまだゆっくりできるなと思っていると、1時間もかからないうちに学校に到着しました。セブは世界でも有数の観光地、もちろん空港から市内へはとても近かったのです。早々に学校に到着し、寮に案内をしてもらいました。当時CELLAは移転したばかりで、寮の建物は日本の新築タワーマンションのようで、とてもきれいでした。部屋もバストイレも清潔でとても驚きました。ルームメイトは外に3人で台湾人、韓国人、日本人と国際色豊かでした。到着したばかりだという韓国人はオーストラリアでワーホリをし、今回TESOLコースを受講という共通点が!すぐに仲良くなり留学生活のほとんどを彼女と過ごしました。
この寮はCELLAの生徒だけでなく一般の方も住んでおり、ほとんどが外国人が住んでいる所だったので比較的治安のいい場所だったのではないかと思います。学校は隣の建物にあり、移動も簡単でした。
廊下にはウォーターサーバーがあり、小腹がすいたときはカップラーメンを食べたりできます。また学校の建物内には売店もあり、そこでは食事も取ることができたので、放課後には先生がそこで食事をしていることもありました。
食事は韓国経営の学校だったので、韓国料理がメインでしたがとてもおいしかったです。洗濯は洗濯機がないので自分ではできず、ランドリーサービスを使う形でした。校内に売店があったため、生徒さんは平日はほとんど外に出ることはなかったと思います。
セブはクラークと違いトライシクルをほとんど見なかったので買い物に行くときはジプニーを使っていました。またバイクタクシーは数が多かったです。
学校の近くには小さなモールがあり、有名なアヤラモールや観光地のラプラプもタクシーで1時間前後だったので、勉強も遊びも楽しみたい方にはセブはぴったりの留学先だと思います。
久しぶりの海外、初めての寮生活ということもあり当初はすごく不安を抱えていましたが、空港ピックアップのバスで隣に座った方がまさかの同郷しかも同級生ということでそこで不安は少なくなりました。年明けすぐだったので、同時に学校をスタートさせたバッチメイトは多く、会社を辞めてこれた社会人の方が多かったです。バッチメイトは初めに仲良くなるのでその後も強い絆が結ばれる仲間となりました。またルームメイトは四六時中一緒にいるので彼女たちとも仲良くなれ、とても大切な仲間になりました。
校舎と寮が同じ施設内のため休憩中や放課後にはベンチやプールサイドに集まってはずっとお喋りをしていました。クラスが別の方ともすぐに仲良くなれるようなとてもアットホームな学校でした。
また休日にはアイランドホッピングや小型機の遊覧など様々なアクティビティが用意されていたので長期の留学でも飽きることはありませんでした。
他には週に2回大きなモールに連れて行ってくれたので買い物やカフェなどにも行けました。
生徒に人気だったのは学校から5分のサリサリでここに行けば絶対に生徒の誰かいるほどの人気でした。地元の方も飲みに来るので先生や生徒以外と英語を使う良い機会でした。
あとはコリアンタウン、格安のオイルマッサージ、またフィリピン有数の繁華街のバリバゴなど生徒は思い思いに休日を楽しんでいました。
スパルタの学校だと真面目な生徒さんが多いのだと思いますが、CIPは門限などはありましたがそれでも平日でも校外に行けましたし、強制自習などもなかったのですが、生徒さんは目標が明確で、真面目な方が多かったです。それも学校の雰囲気や先生の質が良いからかなと思います。
また長期休み毎に留学に来る大学生や小学生の生徒さんもいたので満足度や安心度が高いのだと思います。
私の主観ですが、CIPのほうがアットホームでした。寮の作りや授業にもよるのですが、CELLAではルームメイトとクラスメイト以外の生徒さんとはあまり知り合う機会がなかったです。もちろん本人次第ですのでいくらでも知り合いはできると思います。またCIPは私が通っていたころに日本人の生徒が増えていたため、日本人の割合が多かったのですが、CELLAは韓国人の生徒さんが多く、また台湾人の生徒さんもCIPに比べて多かったです。
どちらも資格取得コースが豊富でCIPはビジネス英語の資格が取得できるコース、CELLAはキャビンアテンダントの面接に特化したコース、そしてワーキングホリデーでの就職に役立つ英語やレジュメ作成が学べるコースなどがあります。こういったコースを受講している生徒さんはモチベーションも高く、また学校も先生のレベルが高いと思うのでそういったところも検討材料にしてみるといいかもしれません。
今回の留学は4週間といった短い期間だったため、物足りなく感じ、CELLA卒業後2ヵ月ほどフィリピン滞在を延ばし、ルームメイトとシェアハウス生活を始めました。セブには他にもたくさんの学校があったため、他の学校の方と知り合ったり、現地の人々と交流をしたりと学校にいるときにはできなかった経験がたくさんできました。シェアハウスの手配やビザ延長の申請など学校に任せていたことも自分で行ったので英語を使って生活をするということを実際に初めて行いました。ここでの経験や友人とのコネクションが後々のオーストラリアワーホリでとても役立ったため、滞在を延ばしてよかったと思います。しかし観光地で治安が良いといってもやはり外国なので、もし学校以外で滞在する場合はいつも危機管理意識は持っていました。
そして日本に一時帰国をし、ワーホリの準備を始めたのですが、初めてフィリピンに留学したことを少し後悔する出来事が起こりました。次回はそちらの話を含め、ワーキングホリデー申請やオーストラリアでの生活、仕事についてお話ししたいと思います!