■年齢 :20代
■職業 :フリーター
■学校名:CIP
■エリア:クラーク
■期間 :16週間
■コース:ESLコース・TOEICコース
■TOEICスコア
留学前 :450 ⇒ 留学後 :775
■IELTSスコア
留学前 :なし ⇒ 留学後 :5.5
■英語レベル(自己評価)
留学前:ビギナ ⇒ 留学後:中下
■仕事の内容
留学前:学生 ⇒ 留学後:レストラン
■仕事で英語を使うことがあるか
留学前:無し ⇒ 留学後:ワーホリー中のレストラン
■クラークはどうでしたか?
クラークという町は以前までアメリカの基地があったということもあり、現在でも様々な場所でアメリカ人や欧米人を見かける機会が多くあります。マニラ程都会ではなく、周りに何もない田舎というわけでもないので、休日にはショッピングに出かけたり、落ち着いた生活ができる場所だと思います。
■学校内、学校外の治安について
学校内の治安はとても良いと思います。学校外では少し気を付けなくてはいけませんでした。学校の近くのスーパーの中では、ズボンのポケットに入れていたお財布をスリに盗まれたり、外ではストリートチルドレンに急に囲まれてたかられたりすることがある、と入学最初のオリエンテーションで聞きました。自分の身は自分で守らなければいけませんし、ましてや日本ではありません。海外で外出の際には身の回りのことに気を付ける、一人では出歩かないは基本だと思うので、そのことを頭に入れていれば大丈夫だと思います。
■良かった点
授業中だけではなく、そのほかの時間でも先生と遊びに出かけたり食事に行くことがあり、英語を使える機会が多かったです。もちろん他の学生ともすぐに仲良くなることができました。学校が中規模校であり、皆が同じ宿舎で寝食を共にし、授業の建物も同じ敷地内にあったため、ほぼ全員とすぐに顔見知りになれるのが良かったと思います。みんなフレンドリーで毎日とても楽しかったです。
■悪かった点
唯一気になったのは、テキストです。在庫不足ですぐに購入することができずに、コピーしながら授業を受けなければいけないこともありました。
■講師のなまりについて
講師の中にはフィリピン訛りが強い先生もいましたが、自分が初心者で、まずは英語を文章で話すことができるようになる、ぐらいのレベルでしたので、その点はあまり気になりませんでした。また、フィリピン訛りで話す講師は少なかったように感じます。
■講師の質、授業の質、マンツーマンのコマ数の満足度について
コマ数に関してはすごく満足しています。とりあえず、まずはひたすら英語漬けにならなければと考えていましたので、1日に7コマ授業を受けることができるのはとても魅力的でした。少し余裕が出てくると、朝・昼・晩、にオプショナルクラスを無料で受けることができ、さらに自分を英語に浸らせることができたと思います。講師は毎朝教員トレーニングを受けており、教授法などを勉強していたり、もしくは英語の先生歴が長かったりと、経験豊富な講師陣が揃っていたと思います。実際に授業もテキストに沿てしっかりと進め、分からないと伝えると、分かるまで様々な方法を駆使して教えてくれました。
■英語力の向上について。またどのような時に感じましたか?
非常に上がったと思います。留学前は、まず文章で話すことが難しく、単語をゆっくり並べながら話す程度でしたが、中盤では1文ずつですがスラっと出てくるようになりました。終盤は文章の時制にも気を付けながら話すことができるようになり、自分の担当ではない講師からも、すごく話せるようになったね、と褒めて頂けました。また、初めて買い物に行ったときは何て言っているのか全く分からなかったのですが、卒業間近になると聞き取れるようになり、顔なじみになった店員さんとちょっとした冗談も言い合えるようになりました。
■忘れられない思い出について教えてください。
フィリピンの公共交通機関に乗ることは、留学終盤では当たり前のことになっていましたが、今となってはとても楽しかった経験の中の一つです。近くのスーパーまで歩いて15分程ですが、日中の外は暑く、バイクタクシーのような『トライシクル』という原付の横に籠がついた乗り物で移動しました。それは日本では絶対にできないことだと思います。2人が籠の中に乗り、もう一人は運転手の後ろに座ります。バイクの二人乗りのような感覚で、風を切りながら移動するのはとても気持ち良かったです。また、ジプニーという公共の乗り合いバスもとても印象的でした。自分が乗りたいところで待ち、バスが通りかかるとバスは満席でない限り停まってくれます。支払いは横に座っている人にお金を渡し、その流れが運転手さんのところまで続きます。ICカードをかざすだけで支払いが終わってしまう日本とは大きく違うこの文化に私は感動しました。ジプニーから降りたいときも、降ります!!とタガログ語で言うと路肩に停まってくれます。とても便利で、お金が人の手を渡って払われていくというシステムにカルチャーショックを受けながら、人の温かみを感じました。
■フィリピン人とのエピソード
日本では、オモテナシ、とい言葉が有名になりましたが、私はここフィリピンでもっとそれを感じることができました。それは、担当講師の中の一人の先生が自分の実家に招待してくれた時です。CIPの先生の中には、家族でのイベントの集まりに招待してくれる先生がいます。私は他の国のカルチャーを知り、感じてみたかったので、参加することにしました。突然の参加だでかつ私は何も用意せず手ぶらで行ってしまったにもかかわらず、家族の方々は常に笑顔で話しかけてくれ、たくさんの食事を振舞ってくださいました。そして帰るときにはまた来てね、と。その時私は、これが本当のおもてなしなのかな、と感じ、そしてフィリピン人が大好きになりました。
■留学生活全体の満足度を教えてください
80%:学校については非常に満足しています。毎日たくさんの授業を受けることができ、友達や先生と仲良くなり、今でもその関係は続いています。学習環境も整っていると思います。スタディホールは24時間開いていたので、自分が勉強したい時間帯はそこを利用することができました。満たされていない20%は、自分の甘えです。正直、もう少し自分を追い込んで勉強することができたかなと思います。放課後は疲れて思わずベッドでダラダラしてしまったり、週末もお昼まで寝てしまったりと。自分の中でメリハリをつけることができていれば100%でした!
■留学を終え、今取り組んでいる、今後挑戦したい、目標など。
今取り組んでいることは、引き続き英語学習です。留学、そしてワーホリ後に自分の英語力向上を感じることができ、実際にTOEICのスコアも飛躍的に伸びました。これに満足することなく、勉強を続けてTOEIC900点台を目指しています。そしてこれからの目標は、もう一つ言語を学習することです。英語を話せるようになったことで自分の世界が広がったので、もっと広い世界を見れるように何かもう一つ勉強したいと思っています。
■いまフィリピン留学を検討している方にアドバイスをお願いします。
私はフィリピン留学を自信を持ってオススメします。もちろん欧米よりも割安で、そして集中して多くの時間をマンツーマンの授業に費やすことができ、効率的に英語力を伸ばすことができる、と自分の経験から考えても思います。それよりも私は、かけがえのない経験ができる場所、として皆さんにお伝えしたいです。それぞれフィリピン留学の目的はあると思いますが、英語の習得以外にもフィリピン留学中に見えるモノ、そしてその先に見えるモノは、今までの人生でも、これからもなかなか味わうことができないと思います。貴重な経験ができること間違いなしのフィリピンで勉強できることは、とても素晴らしいことです。迷っている方は、だまされたと思ってぜひその一歩を踏み出してみてください!!
Clark Institute of the Philippines(CIP)
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