■年齢 :20代
■性別 :女性
■職業 :学生
■学校名:NILS
■エリア:セブ
■期間 :1週間
■コース:8時間コース
■TOEICスコア
留学前 :420 ⇒ 留学後 :615
■英語レベル(自己評価)
留学前:中級 ⇒ 留学後:中上
■仕事の内容
留学前:大学生 ⇒ 留学後:大学生
■仕事で英語を使うことがあるか
留学前:無し ⇒ 留学後:無し
■セブはどうでしたか?
セブに滞在していました。セブは観光地でもあるので、食事の種類やコンビニが多く、過ごしやすい街でした。日本と比べると道路は整備されていなく、建物や道も古いですが、気をつけてあるいていれば安全に問題はありません。海外では下水の臭いが気になることが多いですが、セブはあまり気にならなく、アジアの中ではとてもきれいな地域だったように思います。
■学校内、学校外の治安について
特に問題はありませんでした。フィリピンの中でもセブは特に安全な街で、危ない人がいたり事故が多発していたりなどはありませんでした。フィリピンの条例で、未成年は22時以降外に出てはいけなかったため、夜の治安は分かりませんが、フィリピン人の国民性は穏やかで生活に支障はありませんでした。強いて言うならば、横断歩道はあれども信号機がないので、コツをつかまないと横断歩道を渡れないことです。しかし渡れずに困っていても、現地の人に助けていただけることが多く、あまり心配はありません。
■学校を選んだ理由はなんですか?
経済的な理由からです。自分の貯金から出す必要があったため、なるべく安く行ける場所を探したらこの学校になりました。行った時期が最も希望者が多く混んでいる場所であることや、申し込みをした時期が留学の2か月前であったことなど相まってこの学校のみしか選べませんでした。フィリピンにはいくらでも悩める数の語学学校があり、そのレベルも様々なので、より自分が行きたいタイプの学校を選ぶならば半年以上前に申し込むべきです。
■受講したコースの特徴
私は8時間コースを受講しました。コースには6時間コース、8時間コース、10時間コースの3つがあるのですが、多過ぎず少なすぎず、ちょうどいいものを選びたかったので8時間にしました。50分授業が8つあり、それぞれの授業の間に10分間の休憩があります。基本的に指定された自分の席に座り、毎授業毎に講師が来てくださる講義形式となっています。8時間コースは充分な自習時間と休憩時間が取れるのでおすすめです。
■マンツーマンのコマ数や満足度について
1日8コマある授業を全て入学した際に組み立てます。その組み立て内容は自由で、自分が不得意だと思うコマを多く取ったり、全てをバランスよく取ることも可能です。また、レベルも途中で変えられるので、授業を受けてみてこのレベルじゃ低すぎると思ったら次の授業から変えることができます。上位の文法クラスなどは、中学生レベルの文法と変わらないので、会話能力を上げたいならば文法のレッスンは取らなくていいかもしれません。
■グループレッスンの特徴や満足度について
グループクラスはありませんでした。
■講師の質や授業のクオリティー
講師の質は人によって大きく差がありました。とても分かりやすく説明してくれる中年ベテランの講師から、自分と同年齢で文法を理解していなく、My name isのnameを動詞だと説明する講師もいました。授業のクオリティーも同様で、講師が若いと低く、中年だとわかりやすく面白い授業でした。しかし、クオリティーが低く別の講師にしてほしい場合は、日本人スタッフに伝えれば変えてもらえるのでその点は心配ありません。
■講師のなまりについて
気になりました。しかし、ベテランの講師はフィリピン訛りとイギリス英語、アメリカ英語を比較しながら教えてくださったので、とても勉強になりました。初めて聞いたときには普段聞いている英語と全く違う、と焦るかもしれませんが、毎日聞くうちに慣れてきます。
■学校の良い点
授業の計画を自分の好きなようにできるところです。
■学校の悪い点・改善点
日本人だらけであるところです。
■英語力の向上について。またどのような時に感じましたか?
1週間の留学経験でしたので、英会話の実力のアップはあまり実感できませんでした。また、語学学校にいる生徒がほとんど日本人で、スタッフも日本人ばかりでしたので日本語を使う場面が多く、英語漬けになりたいのであれば別の学校に行くことをおすすめします。
■忘れられない思い出について教えてください。
「宗教」というテーマでフリートークをした時です。相手は自分と同じ年の若い先生です。自分が信仰している宗教について話す場だったのですが、私は信仰している宗教がなかったので、「日本の宗教観」について話すよう求められました。「八百万の神」について説明する際に、その時はいい題材であると思い、日本で人気の漫画である「聖☆お兄さん」について説明しました。しかし熱心なカトリックであった彼女は激昂し、早口で日本の宗教感を否定する内容の言葉を投げられました。無宗教の人が多い日本ではあまり経験することのない、宗教への考え方を知れたことは衝撃でした。
■フィリピン人とのエピソード
休日にマクタンヤン島まで行きました。その島ではトゥクトゥクにのって移動していたのですが、その運転手さんが観光客は普通入れない美しいプライベートビーチに入らせてくれたり、美味しいごはんのお店を教えてくれたり、お土産購入の際に値段交渉をしてくれたりと、とても優しく案内をしてくれました。最初はお金目的かと警戒していたのですが、本当に親切心のみでいろいろとお世話をしてくださいました。料金も運転代のみで結構だと仰ってくださり、今でも心から感謝をしています。
■留学生活全体の満足度を教えてください
50%です。まず前提として、1週間しか滞在しなかったので、もっと長くいた人の方がより公正な満足度を出すことができるはずですので、参考程度にお読みください。私の場合、1週間コースのため宿泊場所は寮ではなくホテルでした。そこのホテルは大きく綺麗で良かったのですが、私が初めて学校を訪れた日にホテルの予約ができていなかったことを謝られ、別のホテルへ移るよう言われたことが、数字の低さを助長しています。この例のように、システムの管理が少し適当なところはあるように感じました。しかし、セブという地と、良い講師がいた点に関してはとても満足しています。
■留学を終え、今取り組んでいる、今後挑戦したい、目標など。
現在理系の研究室に所属し、進学を考えているのですが、海外の研究室に所属し勉強する道も視野に入れています。フィリピン留学は1週間と短い期間でしたが、その中であたらしいことへ挑戦する気概が身についたように思います。今後は自分をどんどん新しい環境へ置き、ステップアップしていきたいと思っています。
■いまフィリピン留学を検討している方にアドバイスをお願いします。
フィリピンは過ごしやすく、国民性も穏やかでとてもいい国です。同じアジアですが生活スタイルが全く違うので、留学によって非日常を体験したい人にとってもぴったりです。経済的な面でヨーロッパやアメリカ大陸などに行けない人にとっては価格もリーズナブルでおすすめです。しかし、気軽に日本人が留学に行ける環境であることは同時に、日本人が多くいることを示しています。もし英語漬けの生活になりたいのであれば、語学学校の選択をきちんと考える必要があります。特に私の学校は日本人が多いのでそういう人にはお勧めしませんが、旅行兼留学がしたい人であればいい学校だと思います。